ウォータージェット加工のことなら愛和精密へ！ウォータージェット+切削加工

ウォータージェット加工とは

「ウォータージェット加工」とは、高圧ポンプにて加圧された水を小径ノズルから噴射し、その水流により、切断、穴あけ、切削などを行う加工です。水で切るというイメージですが、水だけでは切断できる加工物に限界があるため、より硬いものでも切れるように「ガーネット」と呼ばれる鉱石を粉末にした砂を、水と一緒にノズルから噴射して切断しています。

ウォータージェット加工の多様な利用用途

その1. 難削材の切断加工に

愛和精密では、ウォータージェット加工により、難削材とよばれる、チタン、インコネルなどの切断、切削が可能です。荒削りをウォータージェットで行い、仕上げを切削で行うことにより効率化を図る手法も取り入れています。

樹脂材の切断加工に

ウォータージェット加工の特徴に、対象物に熱影響を与えないという特徴があります。これは、樹脂材料との相性がよく、レーザー加工では熱変異させてしまったり、ワイヤーカットでは通電しないため樹脂材が切れないなど、他の加工方法では難しいとされる樹脂材の加工が可能です。特に。炭素繊維強化プラスチック（CFRP）ガラス繊維強化プラスチック（GFRP）、ガラス、大理石、セラミックスなど硬い樹脂材などの加工切断に適しています。

カットサンプルの製作に

材質問わずの切断が可能なため、様々な材質の組み合わせ製品をそのまま切断することも可能です。展示会などに利用したいなどのご要望でカットサンプルを作成するケースなどがございます。

愛和精密はウォータージェットの精度より高める工夫をしています。

テーブルサイズ（加工可能サイズ）‐‐‐ 横 2500mm × 縦 1300mm
厚さ150mm → ウォータージェッ機加工のみで製品保証できる厚さの範囲は「30mm」
加工精度（ウォータージェット機のみの加工で制度保証出来る範囲）
※10mmの板厚なら →「±0.1」
※2〜3mmの板厚なら → 「±0.05」
ノズルの噴射速度‐‐‐ 413.6Mpa（メガパスカル）←（4000気圧）
加工用砂‐‐‐「ガーネット」という鉱石を粉末にした砂を、水と一緒にノズルから噴射して切断する

切削加工の工程短縮にウォータージェット＋切削加工

工程短縮

ガス溶断で粗取りを行った後に切削加工を行ってきた製品に対して代替品としてウォータージェット加工＋切削にて加工を行いました。
それにより、大幅な工程短縮ができ、結果としてコスト削減にも繋げることが出来ました。

難削材への加工に強みを発揮

チタン・インコネル・ｈｒｃ60・超硬部品・セラミック・カーボン複合素材等、通常の切削だけでは工具の摩耗が激しく、時間もかかるものの加工にウォータージェットは優位性を持っています。

難形状への加工に強みを発揮

ウォータージェットなら、複雑形状や、立体的な加工品にも容易に加工が可能です。

例えば、パイプ形状のものの加工にも利用出来ます。

機械加工屋だからわかる加工方法

ウォータージェット加工機は何でも工程短縮、コスト削減が出来るわけではありません、あくまで様々なかこう方法の中の選択肢の一つです。

愛和精密では、ウォータージェット加工機を設備することで、要望によって、ウォータージェットと溶断を使い分け、最適な加工方法で、
短期、低コスト、高品質品の提供を致しております。

ウォータージェット加工の補足情報

ウォータージェットの精度はどれくらい？？

ウォータージェットでの加工品の精度はSUS１０ｍｍ厚で±０．１程度が出ます。
当社では日本製のソフトに変更することで演算処理を細かく設定し精度を高めることに成功しました。

熱変異がないことのメリットって？？

ウォータージェット加工は熱変異がないため、皮膜処理等をする必要がありません。

ウォータージェット＋切削加工の加工サンプル